初めて「あるふぁ2」に来院される方へ

最初の来院を考えておられる方へ

 

    随分以前になりますが私も肩こり、腰痛に悩む患者のひとりとして、あちこち(県外や京阪神)の整体やマッサージ院を訪ね歩いたものでした。ハリ治療や電気刺激が主体の整骨院は敏感な私の身体が全く拒否反応を示し、強い力でボキボキならす整体院は返って症状が悪化しました。癖のあるマッサージ師の治療ではむやみに身体をゆすられて車酔いの症状をおこしました。雑誌等で紹介された有名なカイロプラクティック院は、はるばる福岡市まで行って施術を受けましたが、トムソンベッドなる上でガタンガタンと激しく揺らされて、駅のホームではふらつき、帰りの電車では完全にダウン状態でした。しかも料金は1時間弱の施術で数千円と、当時の私にとっては極めて高額なものでした。

 

    この様な多くの経験から、各種治療院に対する私の印象は「不安と不満」の一言に尽きるものでしたが、多くの皆さんがこの様な治療院に対して抱いている先入観も似たようなものと推察します。

 

    この様な私の苦い経験から「あるふぁ2」の最重要の基本姿勢は、初めての患者様に対して「安心と満足を与えるような療術に努めること」に尽きます。出来れば普通の満足ではなく、「大満足」をめざして日々努力していますので、今まで各種治療院で数々の不満と失望を味わってこられた方も、この様な整体療術院が全く初めての方も、安心して「あるふぁ2」のドアをあけて欲しいと思っています。

 

服装等の注意事項

 

   服装は普段着で結構ですが出来ればトレーニングウェアーの様な伸縮性の良いものにして下さい。替え着を持参して当院での着替えも可能ですし、備え付けの着替え服も用意していますのでご利用下さい。また靴下は五本指ソックス等がお勧めですが普通のものでも、履かなくても結構です。

 

   療術は空腹時の方が身体に負担をかけませんので、来院直前の食事は軽めにしておいて下さい。

 

療術後の注意事項

 

    痛みなど不調のある箇所は、今まで病院での痛み止めなどを服用しながら、あまり動かすことなく過ごしています。整体療術ではその様な箇所の周辺の筋肉をゆるめ、少しずつ関節の可動範囲を広げてゆきます。出来るだけ痛みの少ない療術を行いますが、今までの動きが少なかった方程、療術後に痛みが残ることがあります。いわゆる好転反応と言われているものですので、2日以内には解消されて、元々の痛みが緩和されています。慢性的な不調に対してはここからが改善のスタートですので、痛みが出たからといって、また病院の薬だけで神経を緩慢にさせる様な事だけは繰り返さないで下さい。

 

   もちろん痛みが完全に解消されるまで、薬を並行して利用されることはかまいませんし、出来れば最終的には服薬を減少ないし中止できるような指導もしています。

 

 また当院の施術そのものは柔らかなものですが、血流とリンパ流は初回でも相当に改善され、ちょうど軽い運動をした後のような状態になりますので、普段動きの少ない方や高齢の方は療術後に少し疲労感を覚えることがあります。これも2日ほどで解消されますし、定期的な療術によって身体そのものが改善されてゆきますのでこの疲労感は全くなくなります。定期的に来院される米寿を過ぎた方から「今日は少し強めにお願いします」と言われることもあります。

 

なお疲労感がある場合は療術当夜の入浴は出来るだけ避け、ギックリ腰や捻挫等炎症性の痛みの場合は発熱がおさまるまでは、入浴はしないでください。

 

慢性的不調の「あるふぁ整体療術」による改善方法

 

    急性腰痛、いわゆるギックリ腰の方も多く来院されますが、どんなにひどい症状の方でも2、3回の療術で殆ど改善されます。この様な腰痛体質を改善する為に月に1、2回でも定期的療術を行えば再発は全く無くなりますが、多くの方は一旦痛みが去ると来院が遠のきます。

 

    しかし、長期間慢性的な不調に苦しむ人の場合は、それに見合った対応の必要があります。

 

   私はよくこの過程を「雪国の雪おろし」に例えて説明しています。

 

長く積もった雪(不調の要因)は数メートルになり、やがて家そのものにメリ・・メリ・・・というキシミ音が出てきます。これが痛みで、多くの人は病院に行き注射や薬で苦痛を解消しようとします。しかし本当は屋根の雪を降ろして(原因を取り除いて)いかねばならないのに、注射や薬は感覚を鈍くさせる作用しかなく(耳に栓をするようなもので)キシミ音を聞こえにくくするだけです。やがて屋根が折れたり(手脚を動かしにくくなったり)、家そのものが崩壊(寝たきりの要介護状態になったり)します。    

 

 

 

「あるふぁ2」の療術は原因から取り除いてゆきますので、屋根の雪降ろしそのものです。しかし雪は降り続いていますので、30センチの雪を降ろしても日常生活の中で日々数センチずつ積もってゆきます。一度施術をして、余り期間をあけて来院した時は、取り除いた量と同じ30センチの雪が積もっていては、療術後しばらくは良いが、中々真の改善はしにくいといった状況になります。少なくとも20センチ程度積もる期間以内に次の療術を行えば、その期間に確実に10センチは雪が減ってきます。これを地道に何回か繰り返していると確実に雪は無くなってゆきます。雪が無くなり屋根そのものが見えてきますと、多少の降雪があってもすぐ解けやすくなりますので、慢性不調は完全に解消されます。これは病理学的には、損傷した筋肉や神経が細胞レベルで再生されてきた状況と言えます。

このほぼ全快の見通しを感じた頃の喜びは、深い山の峡谷や、昼なお暗い山道に迷い込み遭難した人が、やっとの思いで木立の向こうに、人里の明るく肥沃な田畑を見出した時の感動に似ています。

 

実際の来院の頻度やその期間は、慢性的不調の期間や、その方の肉体的年齢、日常生活の過ごし方等により大分変わってきます。およその見通しは最初の来院でわかりますのでその都度お伝えする様にしています。

 

    事実当院には病院の検査では頸肩腕症候群や、脊柱管狭窄症、腰椎ヘルニア、変形性股(膝)関節症と診断され、車椅子生活も覚悟したような重症の患者様が来られますが、この様なアドバイスを理解して定期的な療術を続けられた方は、全て長年の慢性的苦痛を見事に解消させています。そして自らの健康維持のために、月に1回程度の療術を楽しみしておられます。

 

    365歩のマーチという歌に「三歩進んで二歩さがる」という歌詞がありましたが、これが慢性的苦痛から開放される基本のスタンスです。「あるふぁ2」では多くの難病の患者様を改善してきた高度な整体療術で対応していますが、慢性苦痛の解消は、こつこつと地道な雪降ろし作業に似たところがあり、三歩進んで、二歩下がっても、定期的通院により一歩一歩確実に前進してゆくことを約束します。

 

外科手術の必要性と「あるふぁ整体療術」

 

    当院には県内は勿論、広島や熊本まで行って外科手術をされた方が多く来院されます。術後にまた同じような苦痛が発生して来院される訳です。良くなると言われて手術をしたにも関わらず、再び悪くなったのであれば、またその病院で良くして貰えばと思いますが、もう二度と行きたくないと言われます。

 

人工股関節の手術をして、痛みは少し良くなったが、気の毒なほど不自由な歩行姿勢をされている方もいます。また家族が大きな公立病院で股関節手術をしたが、その後足首が動かなくなって(下垂足)車椅子生活となり、その介護にご苦労されている方もいます。

 

    病院でレントゲン写真を見ながら理論的に説明されれば、手術をすれば全て解決すると思いがちですが、二足歩行の人間はある程度の年齢になれば特に腰椎周辺は変形が出てくるとの事、しかしそういう人が全てひどい痛みに襲われている訳ではありません。腰痛に限らず痛みの主な原因は、むしろその骨格や関節に付着している筋肉の硬縮にあります。関節そのものが悪ければ、その関連筋の柔軟性の回復で痛みが改善する訳は無いはずでが、当院では病院で手術しかないと言われた患者様の膝痛が3回程度の療術で完全に解消したりと、同様の改善事例が多数あります。

 

    手術は多くのリスクと、不自由な入院期間や多額の費用を要しますし、退院後1年半以内には元々の生活習慣から来る筋肉の不調が原因で、術前と同様の部位か、それ以外の関連場所に苦痛が発生しやすいものです。急激な骨折や外傷は別として、慢性的な痛みやシビレ、運動障害等について実際に手術をされるのは、「あるふぁ2」の整体療術を試した後にしてはいかがでしょうか。

 

薬の副作用と「あるふぁ整体療術」

 

    長期間体調不良に苦しんでいる方は、大抵痛みやシビレ止めの薬を3種類程度服用されています。さらに血圧やコレステロールの降下剤、抗血液凝固剤、骨粗鬆対応薬剤等、検診制度の普及とともに服用薬が増加し、元々あった持病の甲状腺機能薬、高尿酸血症薬、循環器や泌尿器系の薬、さらに睡眠や神経症等のメンタル的な不調の薬を加えれば、10種類以上飲まれている方も多い様です。

 

 しかし多くの薬には必ず有害な副作用があり、消化系統の不調から、腎機能や肝機能等の内臓機能障害、シビレ感や黄紋筋融解症等の筋肉神経障害、めまい、ふらつき、ほてり等の気分障害、そして認知症の悪化等、次第に、しかし確実にQOL(生活の質)の低下をもたらします。

 

当院の患者様の殆どの方は定期的な療術により確実に症状が改善してゆきますが、多種多量の薬を服用されている方は改善の速度が遅くなりがちです。当院ではまずは痛み止めなどの外科的処方薬について、症状の改善を勘案しながら非常に注意深く慎重に、服用薬を徐々に減少させてゆく助言をしています。その他の内科的な処方薬につきましても、日常生活における食事や運動への指導、多くの具体的事例からの様々な情報提供をしながら、真に健康的な日常生活を過ごせるようなアドバイスをしてゆきます。